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会長のご挨拶
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第19回日本微量元素学会
会長 児玉 浩子 (帝京大学小児科)

微量元素研究のさらなる発展に向けて
    ―戦略研究・若手育成・社会貢献―

第19回日本微量元素学会をお世話させていただき大変光栄に存じます。開催期日は平成20年(2008年)7月3日(木)・4日(金)で、開催場所は東京の学士会館でございます。

特別講演に、ISTERH会長のCurtiss Hunt先生と銅代謝の若手第一人者であるDennis J Thiele先生をお迎えすることができました。また、教育講演、シンポジウムも幅広く企画させていただきました。本学会の最大の特徴は、微量元素に関する課題をさまざまな角度から取り扱い、医学・歯学・薬学・獣医学・栄養学・衛生学・農学ほか非常に多岐にわたる研究者が参加し、情報交換および交流を深めることができることであると思っています。近年、各分野はますます先鋭化しています。一方、インターネットなどによりさまざまな情報が瞬時に得られるようになりました。しかし、お互い顔を合わせて親睦を深め、交流することが、これまで以上に重要になってきているように感じます。このような交流が視野を広げ、共同研究への発展や思わぬヒントに繋がることもあります。

振り返ってみますと、私が微量元素に興味を持つきっかけとなったのは、約30年前に当時勤務していた大阪大学病院で静脈栄養を受けていた乳児に発症した亜鉛欠乏による重度皮膚炎を診たことです。当時、大阪大学では外科の岡田正先生が米国留学から帰ってこられ、静脈栄養法を我が国で初めて試みられておられました。岡田先生は本学会創設の中心的存在で、第2回学術集会を主催されました。さらに、長きにわたり本学会のリーダーとして本学会の発展に絶大なる貢献をされました。しかし非常に残念なことに今年8月に若くして死去されました。ご冥福をお祈りするとともに、岡田先生のご意思を引き継ぎ、微量元素研究および本学会をより発展させることが私たちの務めであると思っています。

本学術集会は“微量元素研究のさらなる発展に向けて”をメインテーマに、相互交流の発展、若手研究者への激励、社会への還元に重きを置き、企画させていただきました。多くの方々に本学術集会に参加していただき、交流を深めて明日の活力にしていただければ、大変うれしく存じます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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